Tutaにおける持続可能性

持続可能性を受け入れる:環境に対するTutaの取り組み

環境保護は重要だ

今日の気候危機において、持続可能性(サステナビリティー)は極めて重要です。Tutaでは、より安全でプライベートなメールサービスの構築に努める一方で、将来の世代のために自然環境を保護することが不可欠であることも認識しています。そのため、私たちは持続可能性を事業の柱とし、ユーザーが安全に、そしてまた、環境に対しても責任を取りつつメール体験を楽しめるようにしています。

IT企業は持続可能性を推進できるし、そうすべきだ

テクノロジー企業は、投資家、利害関係者、顧客、従業員からの要求が高まっていることを実感しています。その結果、現在では世界のテクノロジー企業の83%が、持続可能性に関する報告を行っています

テクノロジー業界は、おそらく他のどのセクターよりも、気候変動問題の解決を促進するリーダーになるためのリソースと、日常生活において目に見える影響力を備えています。

今日、テクノロジー企業の70%が炭素削減目標について報告を行っています。いくつかの大手テクノロジー企業は、2030年までにカーボンニュートラルになるという目標を公言しています。カーボンニュートラルに到達するために、企業は、現地で分散型の再生可能エネルギーの発電を実施したり、再生可能エネルギー証明書を購入し、スコープ2(Scope 2)の排出を相殺する再生可能エネルギーの生産者との直接的な統合を行ったりするといった脱炭素戦略への投資を行う傾向にあります。他にも、炭素回収技術の活用や、データセンターの効率向上への取り組み、また、炭素排出量を相殺するための仮想電力購入契約の締結などを行っています。

テクノロジーセクターの持続可能性に関する統計を示す白黒図。

未来は環境保護型テクノロジーにある

大手IT企業の多くは、プライベートでも仕事上でも、消費者の生活を根本で支える存在になっています。そのため、私たちの間で、それら企業が行っていること――良いことであれ悪いことであれ――に関する意識が高まっていることは否定できません。公的空間からの監視や圧力の強まりのもと、多くのIT企業が気候変動について行ってきた事柄には、良い影響をもたらす可能性があります。

また、テクノロジー企業はイノベーションの最前線にあることから、しばしば「ファースト・ムーバー(先行者)」と見なされます。電気自動車からソーラーパネルに至るまで、テクノロジー企業は次世代技術の開発に力を入れており、その多くが環境に対して良い影響をもたらすはずです。実際、脱炭素化のための方法の多くは、新しい技術の開発を通じて実現されるものです。

気候変動への対応が喫緊の課題であることを世界が認識するようになるにつれ、企業は、持続可能な形でビジネスを行う必要に迫られています。膨大な資源と知名度、そして、日常生活における影響力を備えたテクノロジー業界には、気候変動との戦いを率いる可能性が秘められています。

テクノロジー業界は持続可能性に関する報告において改善を続けていますが、世界的な標準に適うためには、まだ行わなければならないことがあります。Tutaでは、テクノロジー企業は環境に関するリーダーとして尽力し、二酸化炭素の排出量を削減するための対策を積極的に講じていくべきだと考えています。

持続可能性という観念を取り入れることで、テクノロジー企業は、その影響力とリソースを活用し、気候変動に対して意義ある影響をもたらすことができます。脱炭素戦略への投資から再生可能エネルギーの利用まで、テクノロジー企業には持続可能な取り組みを支持する多様なアプローチがあります。大手IT企業の多くは、カーボンニュートラルに達するという目標をすでに掲げており、より環境に優しい未来を創造することを、業界の立場として強調しています。

テクノロジー部門のもつ影響力は、その経済的な力だけでなく、イノベーションを推進する能力にもあります。技術の進歩は、クリーンエネルギーの開発からエネルギー効率の向上まで、持続可能性へのアプローチに革命を起こす可能性を備えています。技術革新を通じ、持続可能な実践を採用することで、IT企業は、より環境に優しい未来への移行をリードすることができます。

持続可能性の追求

私たちが持続可能性を優先する重要な方法の1つに、ユーザーのすべてのデータを100%再生可能エネルギーで動く自社所有の安全なサーバーに保存することがあります。再生可能な電力のみを利用することで、私たちは二酸化炭素排出量を削減し、気候変動と戦う世界的な取り組みに貢献しています。さらに、私たちのオフィスの電力は、再生可能エネルギーを生産する新しい施設の建設に積極的に投資している電力会社から供給されています。私たちは持続可能性を、こちらから提供するサービスから、こちらで消費する資源に至るまで、当社の事業のあらゆる側面に浸透させなければならないと考えています。

「グリーンメール(Green mail)」は単なる流行り言葉ではありません。それは環境を保護し、貴重な資源を節約するという態度とその行為を意味します。

Tutaをメールサービスとして選択していただければ、Tutaに内蔵されている暗号化技術でメールボックスを守れるだけでなく、より環境に優しい未来に積極的に貢献することができます。当社のサービスは、再生可能な電力に支えられたプライベートなメールサービスであり、安心してご利用いただけます。

私たちは、2019年3月に、100%再生可能エネルギーへの移行を発表しました。私たちは、自らの子供たちと一緒に「Fridays for Future(未来のための金曜日)」の抗議活動に参加していましたが、ついに企業としても貢献できるようになったことを非常に嬉しく思っています。

オフィスでは以前からも長い間再生可能エネルギーを使用していましたが、2019年3月にはデータセンターも再生可能エネルギーに切り替えるよう説得することができました。

Tutaのサーバーはすべて当社が所有し、安全性の高いドイツのデータセンターで管理されていますが、過去には再生可能エネルギーを使用していませんでした。当社は最初から再生可能エネルギーへの切り替えを要請していましたが、データセンターがすぐに電力契約を変更することはありませんでした。最終的にデータセンターは再生可能エネルギーに切り替えたわけですが、その背景にはもしかすると、子どもたちが「Fridays for Future」のデモ活動で企業への圧力を強めていたことがあるかもしれません。

今では、開発者のノートパソコンも、メールサーバーも、すべてのシステムが再生可能エネルギーのみで動いています。このようにして、Tutaメールは環境に優しく、安全でプライベートなサービスとなりました。

Fridays for Future(未来のための金曜日)を支援

しかし、環境に配慮した電力を使用することは、環境を守るためのごく小さな一歩にすぎません。そのため私たちはFridays for Futureへの支援をユーザーに呼びかけています。

私たちは企業として、私たちの全員、とりわけ企業が、環境保護と二酸化炭素排出量削減のための役割を果たすべきだと考えています。

ドイツにおける再生可能エネルギー

ドイツでは、再生可能エネルギーの割合が一層増加しています。

2022年のドイツの再生可能エネルギーの内訳はそれぞれ、風力発電(陸上)が38.6%、太陽光発電が24.3%、バイオマスが18.3%、風力発電(洋上)が9.8%、水力発電が6.8%、家庭ごみ(リサイクル)が2.1%となっています。

一緒に進みましょう

広告がなく、安全で、自然環境に優しいメールサービスを提供することを通じて、私たちはユーザーの皆様に、地球資源の保護に貢献するメールサービスへの切り替えを推奨しています。持続可能な未来とメールサービスを、私たちと一緒に作りましょう。

Tutaでは、プライベートで安全な、未来のメールサービスを構築しています。私たちにとって、現在と未来の環境を守ることは、それと同じくとても大切なことです。エコなメールに切り替えて、資源・環境保護に貢献しませんか?